精密機械部品・半導体部品制作など、長野県の丸モノ専門の製造会社

営業部より⑭

 営業部塚田です。今月は6月に新しく入った機械の紹介をさせて頂きます。 ↓こちらです。Brotherの「S500」というマシニングの機械になります。

今回こちらを入れた大きな理由は「旋盤物の深穴加工の時間短縮をはかるため」です。 これを実現する為に他のMC機械と何が違うのか?大きな違いとしては「内部給油の油圧を高くしていること。」他の機械が1.5㎏なのに対し、こちらは3㎏に設定してあります。 こうすることによって、深穴加工をする際切粉が上に上がるので中で切粉が詰まって加工が進まない、ということが無くなります。イメージ的にはこんな感じですかね。   (画像横になってしまいすみません)

油圧が低いと切粉が中へ中へと入ってしまうので詰まってしまいます。

 深さは内部給油用の工具にもよりますがφ3以上の径でしたら30Dまで加工が可能です。 ちなみに最近この機械の担当者はφ4.8深さ120の深穴加工をやったそうです。

 また、写真を見て頂けるとお分かり頂けるかと思いますがMCの機械なのにバイスがありません。代わりにサイズの違うチャックが2つ付いています。前にも何度か書かせて頂きましたが当社は旋盤物に特化していこうという動きがあります。ですのでこの機械を入れた狙いも板物の加工範囲を広げるのではなく、あくまでも旋盤物の出来る範囲を広げていくため、です。

  今回の機械導入によりまた一つ、旋盤物の加工が出来る幅が広がったと私は感じております。これからももっと出来る幅が広がるよう社員一同技術向上に努めていきます。