精密機械部品・半導体部品制作など、長野県の丸モノ専門の製造会社

営業部より㊹

営業部塚田です。今月は嬉しかった出来事を書いていこうと思います。

最近の話ですが、弊社の自動旋盤機にて加工した部品を使用している装置が実際に動いている動画を、お客様のホームページにて見ることが出来ました。私も社内で目にしていた部品だったので、実際に使用され動いているところを見られたのは嬉しかったです。

この部品を加工したのが弊社のN沢さん。彼自身も実際に使用されているところを見て色々と思うことがあったそうです。

まずは「嬉しい」という気持ち。N沢さんがこの部品を加工するのは今回が初めて。うまくいかないことが多く、完成までに3日ほどかかったそうです。特に、テーパー部分の加工。ここの角度を出すことと、また、バリが出やすい部分をいかに出ないように加工すること。この2点が難しかったようです。テーパー部分に関しては、最終的にここから液体が出てくる装置になるだろうと予想していたので(実際動いている映像では、予想通り液体が出ていました)ここのテーパー角度の精度がしっかりしていないと液体の量が変わってきてしまう。と考え角度にはこだわって加工を行っていたと話をしていました。また、バリが出てしまう部分に関しては、ネジと同じ角度で入口を削ることでバリが出るのを抑え、さらにゼロカットをしてバリが出ないよう工夫して加工を行ったそうです。ベテランN沢さん、さすがです。

そしてもう1つ。実際この部品が使用されている場所が外観であったことを知ることができたので、より外観の美しさに気を付けて次回は加工を行いたいと言っておりました。実際に動いているところを見ることが出来たからこそ、気づけた部分です。

今回のように、弊社で加工した部品が1つの装置となり実際に動いているところを見ることが出来るのは今まで何度かありましたが、その度に社内全体で盛り上がっています。笑 その部品を手掛けた加工者はもちろん、その加工を周りで見ていた人、出来上がった製品を目にした人・・。社内全体が「これうちで作った部品だね!」「こうやって使われるんだ!」等と話しが出来、全員が喜びを感じられるのは素敵なことだな、と改めて感じました。この感動と喜びをいつまでも社内全体で共有できる会社でありたいと強く思います。